概要

2020年は時代の節目となる年です。人は10年ごとに、その時代を象徴するキーワードで表現します。1920年代はアールデコの時代、60年代はヒッピー文化の時代というように。クレジットカードの歴史ではどうか。50年代はクレジットカード黎明期、90年代はノンバンクカード隆盛期、2000年代はネット決済胎動期でした。 では金融ビジネス史において、2020年代はどう呼ばれるのでしょう。それは2030年を過ぎてからでしかわからない。今あえてそれを言い表そうとするならば、タイムマシーンに乗って2020年代を振り返るしかありません。どの金融セクターが破壊的なサービスを創出するのか。最も特徴的なムーブメントは何か。想像というタイムマシーンに乗って、新たな2020年代を俯瞰します。

内容

「決済」決済だけでは破綻する

・成熟期末に突入する決済

4パーティモデルの終焉

・リアルタイム決済ネットワークの脅威

・プラスチックからモバイルへ

 

「融資」は直球から変化球へ

・直接融資の限界

・借入ニーズは直前にあり

 

● 「投資」手数料ゼロの衝撃

・株式取引手数料はゼロが基本

・投資信託も取引手数料の限界に挑む

 

「保険」で進むデジタル化の大波

IoTが保険を変える

・ヘルスケアとのセットが常識

 

「バンキング」はサブスクモデルへ

APIの解放圧力はさらに厳しいものに

・旧来型銀行は土管と化す

講師

NCB Lab. 代表 佐藤 元則

来歴