【定例】 9/19 (木) 15:00 - 17:00

第360回 世界のスコアリングビジネス2大潮流

-クレジットスコアvsソーシャルスコア-

概要
「XXスコアを活用して個人の信用度をはかり、融資を実行・・・」いま、世界や日本はスコアリングモデルに関して熱い視線が送られています。米国を中心に古くから個人の”お金の”信用度を見極めるために活用されてきたクレジットスコア、そして中国で生まれた生活者のサービス利用度を基盤として算出されるソーシャルスコアが、2大潮流です。果たして、この2大スコアは世界の市場動向をどのように変革していくのでしょうか?!今回は米国、中国、日本の直近動向の考察をもとに、本潮流について徹底分析します。
内容
1.米国クレジットスコア動向
-生きるうえで欠かせないクレジットスコア
-FICOスコアにみるスコアモデルの基本内容、応用例
-米国と日本の信用情報における相違点
 
2.クレジットスコアに関連する米国新ビジネスの潮流
-低スコアユーザーを切り捨てずに育てるAmazonの金融戦略
Amazon Store Card Credit Builder 徹底解剖
-若年層の高スコアデビューを支援する金銭教育スタートアップ
Greenlight Financial Technology
 
3.中国ゴマ信用の成功モデルに見るソーシャルスコア
-モバイル経済圏を支えるAlipayのゴマ信用
-スコアモデル概要、Alipay経済圏との関連性、APIによる外部解放
-競合テンセントのスコア「WeChat Payment Score」の狙い
 
4.日本のスコアリングモデル動向
-日本におけるスコアリングモデルの難しさとは?
-事例レビュー:JScoreAIスコア)、Yahoo!スコア、LINEスコア
-シェアリングエコノミー市場とスコアモデルの参入余地 ほか
 
5.まとめ
講師

NCB Lab. 
代表 佐藤 元則
リサーチャー 増渕 翔平

来歴

代表 佐藤 元則
1989年にカード・決済の専門コンサルティング会社である株式会社アイエスアイを創設。1997年より日本カードビジネス研究会(現NCB Lab.)代表に就任し、カード・決済の普及と発展をめざす。『電子マネーウォーズ』『新クレジットビジネス』『デジタルワードパワー』『カード・クレジット用語辞典』『ニューペイメントレポート』『フィンテックレポート』『金融破壊者たちの野望』など著書多数。講師やモデレーターとしても活躍中。

リサーチャー 増渕 翔平
2011年より現職。モバイル送金・決済のスペシャリストとしてカード会社、携帯キャリア、地方銀行の決済事業企画などコンサルティング業務に従事。直近では日系、外資系の資産運用会社(機関投資家)、数十社向けにモバイルを中心としたキャッシュレス動向に関するマーケットレポートを報告、投資判断支援をおこなう。金融機関のアプリ開発にも携る。