第357回 進む!異業種による金融参入/溶け出す金融のゆくえ
-KYCのアンバンドリングとリバンドリングを事例に-

- 概要
- フィンテックの台頭で金融サービスへの異業種参入が進んでいます。まさに、金融機関が担ってきた業務の境界線が溶けはじめているのです。今回は金融ソリューションに強みを持つ電通国際情報システム(ISID)の齋木様と竹内様をお招きします。第1部ではマクロ的な視点で溶ける金融の全貌をお話しいただきます。第二部では、今般立ち上がるISIDとセブン銀行とのオンライン本人確認(KYC)合弁会社の事例を通して、その取り組み内容や今後の展望を語っていただきます。
- 内容
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◼️セッション1
アンバンドリング、リバンドリング、事業会社による金融参入、今後のゆくえ
(スピーカー:齋木氏)
◼️セッション2
KYCにおけるアンバンドリングとリバンドリングの流れ
セブン銀行様との取り組みを通じた今後の展望
(スピーカー:竹内氏)
◼️セッション3
トークセッション
齋木氏、竹内氏、NCB Lab.担当者とのトークセッション
- 講師
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株式会社電通国際情報サービス
金融ソリューション事業部
営業企画部長 齋木 健次氏
同金融ソリューション事業部 DXビジネスユニット
新規事業創造部 Startup Factoryグループ
ビジネスデザイナー 竹内 進氏 - 来歴
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齋木 健次氏
<経歴>
開発部門にて、大手金融機関向けにインターネット技術を利用したシステムの設計・構築を手がける。
その後、企画部門にて金融機関向けに新規ビジネスの企画・推進を担当する。
2012年に日本初のFintechカンファレンス「FIBC」を立上げ。その後、2014年から2016年まで北京に駐在し、
中国現地の金融機関向けの融資・リスク管理ビジネスの立上げを行う。2016年に帰国後、Fintechコミュニティである「FINOLAB」の運営を通じて、金融ベンチャーのエコシステム、コミュニティ形成に従事。
現在は、金融ITサービスの事業企画を担当。一貫して金融分野におけるイノベーション創造の推進を担う。
竹内 進氏
<経歴>
1984年生まれ。国際基督教大学(ICU)卒業後、大手印刷会社にて、金融機関向けのユーザー認証サービス(OTP、FIDO認証、JPKI認証)やブランドプロセッシングサービスの企画および開発に従事。認証サービスでは、競合企業とのLLP(Limited Liability Partnership)方式での事業統合も経験。2017年より電通国際情報サービス(ISID)にて、
国内外のスタートアップ、国立大学、大手金融機関と連携しながら、新規事業開発に従事。
東京大学との共同研究含む、複数のPOCに参画し、プロジェクトを推進中。